少しでも高く売りたいと思うのは当たり前のことですよね。
さっそく、愛車を高く売るためのポイントを、一つずつ見て行きましょう。
(時間がない方は、まとめ欄だけでもどうぞ)
【 目次 】 (1)愛車を高く売るために やっておきたいこと ⇒ やっておくこと – まとめ (2)愛車の買取相場の概算を自分でつかむ ⇒ 相場の概算をつかむ – まとめ (3)愛車の買取相場をネットで調べる ⇒ 相場をネットで調べる – まとめ (4)愛車を自分で売ってみると言う手もある ⇒ 愛車を自分で売る – まとめ (5)5 |
(1) 愛車を高く売るために まずやっておきたいこと
まずは車の状態を良好に保っておくこと、これが重要です。
「そんなこと言われなくても分かってるよ!」と思われるかもしれませんが、車を高く売りたいと思っているにも拘わらず、意外に見落としがちな部分があることも事実です。
まず誰もが考えることですが、車を売る前には「洗車」をすると思います。それは、洗車をした方が見た目が綺麗になり、印象が良くなることを直感として分かっているからではないでしょうか。
例えば新車を買いに行くときに、自動車ディーラーへ行きショールーム内に目当ての車があったとしましょう。
もしその車が、今まで他のお客さんが見たり触ったりして、ボディが汚れていたり、フロアマットが靴から落ちた泥で汚れていたりしたら、印象が良くありませんよね。
ショールームに置いてあり、他の方の手が触れて汚れている新車と、全くの新規の車でまだ誰にも触られてないピカピカの新車を比較した場合、どちらも新車で値段が同じだとしたら、当然 新規で発注される新車を希望するはずです。
まあ、その場合ショールームにある新車は展示車として、もしかしたら多少の値引きがあるかもしれませんが、展示車をショールームから入れ替えるタイミングでもない限り、大幅な値引きはありません。
自動車ディーラーも、自動車メーカーから購入しているので、基本的に展示車にも仕入れ価格が普通に掛かっています。
いつ売ってもらえるかも分からない展示車を待つより、自分の希望に合った新規発注の新車を購入する方が、一般的な選択になると思います。
話は逸れましたが、汚れている車より綺麗な車の方が良いことは誰でも分かっていることですね。
その際に外側だけ綺麗にしても、車内が汚れていては、やはり印象は悪くなります。
もちろん、乗車スペースだけでなくトランク部分も綺麗にしてあげましょう。
普段からまめに、洗車や車内の清掃をしていれば、愛車なのですからそれほど大変なことではないと思います。
あとは、見た目のポイントとして見落としがちなのが、タイヤとホイールの汚れです。
タイヤとホイールが綺麗だと、パッと見た感じ、普段から綺麗にしている印象になるのではないでしょうか。
まちの中で、車のボディはそこそこ綺麗でもタイヤが汚れている車があると、ちょっとボロく感じます。
オシャレは足元から、と言う言葉もあるくらいなので、タイヤとホイール、タイヤハウス内なども、洗車場の高圧洗浄などで綺麗にしておくと良いでしょう。(高圧洗浄使用時は、塗装が剥がれる可能性があるのでノズルの近付けすぎに注意!)
出来ればついでに、ボディの下回りの汚れなども落としておければ なお良いのですが、体をしゃがめて洗浄しないといけないので、大変な場合は無理をしなくても良いと思います。
外観に関することを書いてきましたが、基本的に査定をする方もここまでは想定の内として査定をするはずです。
今までどのくらい大切にされてきたかを見るためには、ちょっと掃除しただけでは中々汚れが落ちないような部分を確認するしかありません。
ドアのヒンジの内側やダッシュボードとフロントガラスの間の汚れ、トランクを開けた時の淵の汚れなど、落とすには面倒なところがありますので、時間があればきれいにしておくと良いでしょう。
ただし、その部分を綺麗にしたからと言って、劇的に査定額が上がるか?と言うと、その部分ではあまり査定額は上がらないでしょう。
もちろん綺麗なことに越したことはありませんが、手間と査定額のバランスを考えた場合、そこまでやるのはコスパ的に良くないと思われますが、そこは愛着次第と言ったところでしょうか。
また、ネックな部分として、エンジンルームがあります。乱暴な方ですと、洗車場の高圧洗浄でエンジンルーム内を綺麗にしている方を何度か見かけたことがありますが、電装系などにダメージを与える可能性があるので、エンジンルームを高圧洗浄で綺麗にするのは止めましょう。
ボンネットを開けエンジンルームを見てみると、けっこう汚れてたりしますが、見える範囲をタオルで「軽く」拭く程度しか出来ないと思います。
もしエンジンルームを綺麗にしたいと思ったら、もちろんエンジンが冷えているときにして下さい。エンジンを止めた直後など高温になっているときは、ヤケドをする可能性がありますので止めましょう。
ここまでは、愛車を少しでも高く売るための基本中の基本ですが、ここから先が重要なポイントになりますので、時間があればしっかり確認して頂ければと思います!
■ やっておくこと – まとめ
先にも書きましたが、査定をする方も洗車や車内の清掃は想定内のため、劇的な査定額アップとは行かないかもしれませんが、ここまでやれば大切にしていたことが伝わりますので、出来る限り高い査定額を提示してあげたいと思うのが人情ではないかと思います。 |
(2) 愛車の買取相場の概算を自分でつかむ
上記の「(1) 車を高く売るために まずやっておきたいこと」に続き、こちらも大体の方はやっていることではないでしょうか?
愛車の買取相場、下取り相場を調べることは非常に重要です。
「とにかく、いくらでも良いから早く売却したい!」と言う方ならともかく、ほとんどの方は出来るだけ車を高く売りたいと思っているはずです。
理由は、車を高く売るためにネットで調べて、このページにたどり着いている訳ですから、買取価格がいくらでも良い場合は車を高く売る方法を調べる必要はありませんね。
その為に、愛車の買取相場を把握しておかなければ、買取業者のいい値で買い取られてしまう可能性もあります。
足元を見られないためにも、買取業者から「あっ、この人ちゃんと調べてるな」と思われるよう、しっかりと愛車の買取相場を調べ買い叩かれないようにするため、事前に知識を付けて置きましょう。
またまたここで「そんなことは分かってるよ!だからその愛車の買取相場をどうやって調べるかが問題なんだよ!」と、なりますよね。
とりあえず、本当にざっくりとした概算金額なら、まず中古車情報誌、中古車情報サイトなどで自分の車と同じ「型式」「年式」「色(なければ近い色)」「走行距離(出来るだけ近い走行距離)」「外観の程度」「修復歴の有無」など、自分の車と状態がなるべく近い車を見つけ、販売金額を確認します。
こちらも本当にざっくりとしたイメージですが、中古車の販売価格は、「車両仕入価格」+「車両仕入価格x10~20%」 程度のところが一般的と言われています。
販売店によっては、サービスを充実させ販売価格を高く設定しているところもありますが、どんな物にも相場がありますので、相場より極端に高い場合は売れ残って不良在庫になってしまいます。
まして中古車の場合、時間が経てば経つほど相場が下がって行くので、益々売りにくくなってしまいます。(プレミアカーは別)
利益率はそこそこに、出来るだけ早く売って回転率を上げて行かないと、売れ残りの中古車ばかりになってしまい、下手をすると相場自体が仕入れ価格を割ってしまい逆ザヤになってしまう可能性もあるので、余程じゃない限り仕入価格に10~20%程度を上乗せした金額が、妥当な金額となるのではないか、と言うことが理解できると思います。
車両仕入価格の目安が大体把握できたところで、上に書いた「型式」「年式」「色(なければ近い色)」「走行距離(出来るだけ近い走行距離)」「外観の程度」「修復歴の有無」など、愛車の状態に近い車の販売価格を確認し、20%程度差し引けば、その車を販売している販売店の、おおよその車両仕入価格が分かると思います。
ただし、すべてが「車両仕入価格=買取相場」とはなりません。
良く「下取り車」のため、通常より安くなっているようなキャッチコピーを見かけることがあると思いますが、その場合は、ほぼ「車両仕入価格=買取相場」に近いと思われます。
通常 中古車販売店は、仕入れの多くは、オートオークションや業販などで仕入れることが多いため、オークションに掛かる費用や手間なども考えると、車両仕入価格以外にも経費が掛かって来ます。
その経費は、中古車販売店の大きさや、オークション会場からお店までの距離、お店から陸運局までの距離、販売台数の違いなどでも変わってきますので、一概にどのくらい経費が掛かっているかまでは分かりません。
オートオークション会場から近く、陸運局からも近ければ、陸送費用なども抑えられますし、販売台数が多ければ、オークション会費を1台あたりに割り戻した金額も安くなります。
逆に、オートオークション会場から遠く、陸運局からも遠ければ、陸送費用や登録に行くための時間と手間なども掛かりますし、販売台数が少なければ、オークション会費も1台あたりに割り戻した場合高く付加しなければなりません。
また土地代が高い地域であればその分経費も掛かりますし、土地代が安い地域であれば一台あたりにかかる経費も抑えられます。
車の販売店だけの話ではありませんが、事業を行っていく上では色々な要素が絡んでくるため、その都度 価格が流動的になることは不思議ではありません。
「車両仕入価格」+「車両仕入価格x10%~20%」と幅があるのはそう言った理由がありますし、あくまでもざっくりとした目安にしか過ぎないため、正確な買取価格は分かりません。
販売店によっては、30%位付加しているところもあると思いますが、それには上記のような事情がありますし、もし実車を確認するにしても、自動車販売店が自分の家から遠ければ、アフターフォローも考えた場合、多少高くても近くの販売店で購入する選択肢も無いわけではないと思います。
とは言え、相場があるので、出来るだけその程度に抑えるよう努力はしますが・・・
人気車、売れ筋車は多少高く付加しても売れるので、その辺でも変わってきます。
しつこいようですが、この方法は、あくまでも ざっくりとした目安となります。
■ 相場の概算をつかむ – まとめ
文章中には書いてませんが、愛車の状態と近い車を ” 複数 ” 探し平均金額を出しましょう。あくまでも車両価格からの計算になりますので、諸費用込みで表示されている場合は、諸費用を引いた車両価格で考えましょう。ただし、車両販売価格を異常に安く設定し、諸費用をかなり加算している販売店もありますので(車両価格を安く設定しておくと、安い順でソートした場合、目に付きやすいため)そう言った販売方法のお店の価格は全く当てになりませんので除外しましょう。他の販売店に比べ車両価格が異常に安いので違和感を感じると思います。 |
(3) 愛車の買取相場をネットで調べる
愛車を手放すには、色々な事情があると思います。
・ただ単に愛車の使用頻度が少なく、今後の維持費を考えた上で手放す。
・根本的に車が必要なくなった。
・買い替えるために手放す。
などなど、事情は様々だと思いますが、上記2点の場合は車を新しく購入すると言う意図がないため、(2)愛車の買取相場の概算を自分でつかむ パターンで、中古車情報誌を購入して調べても楽しみは無いかもしれませんね。
まぁ、そこで中古車情報誌を買って見ているうちに、また違う車が欲しくなってしまうかも知れませんが・・・(私の場合はそのパターンで、減らすつもりがいつの間にか、5台まで増えてしまったことがあります)
愛車の買取相場をもっと確実に調べる方法としては、ネットで調べると言う方法があります。
「それなら先に言ってくれよ!」と思われるかも知れませんが、結局 やることは(2)愛車の買取相場の概算を自分でつかむ と似ていて、愛車の「型式」「年式」「色」「走行距離」「外観の程度」「修復歴の有無」などを確認しておく必要があります。
さらに「グレード」「車高の調整の有無」「社外ホイールの装着の有無」「純正ホイールの有無」その他「改造などがあるか」など、場合によっては査定の項目として必要になることがあります。
とは言え、愛車ですから自分の車の状態は分かっていると思いますので、家にいながらスマホでもパソコンでも愛車の買取相場を確認することが可能なところはとても便利です。
さらに、査定をしてくれる業者が複数になる場合もありますので、その中で一番高い査定額を基準にしておくと、他の業者との交渉もし易いですね。
■ 相場をネットで調べる – まとめ
サイトにより、得意・不得意がありますので、各サイトを確認して、愛車の買取相場が一番高く出そうなサイトで査定を申し込むことをお勧めします。トラックに強いサイトでミニバンを査定しても、カテゴリー違いになってしまいますので、より高く売りたい場合は、各査定サイトを確認してみると良いでしょう。各社の特色が出ていて面白いです。ただし査定を申し込む際は、あまり多くのサイトで申し込んでも、劇的に高値が付くことはありませんので、多くても2サイト程度で十分です。(実質1サイトで十分) |
【買取相場が無料で簡単に分かるサイト】 ・一発高値⇒ ・最大10社⇒ ・知名度抜群⇒ ・車買取の老舗⇒ ・かんたん40秒⇒ ・みんカラでお馴染⇒ ・ミニバンなら⇒ ・トラックなら⇒ ・事故車OK⇒ |
(4) 愛車を自分で売ってみる
(2)愛車の買取相場の概算を自分でつかむ、(3)愛車の買取相場をネットで調べるで、愛車の相場が分かったところで、思い切って自分で売ってみる、と言うてもあります。
ですが、普段からヤフオクやメルカリなどを利用していて慣れている方なら、それ程大変ではないかもしれませんが、ヤフオクやメルカリなどで車を出品したことが無い場合、それなりにハードルは高いです。
ただし中間マージンなどが、ヤフオクやメルカリなどの手数料だけになりますので「販売する方は高く売れる」「購入する方は安く買える」、金額だけで言えば、WIN-WIN になり得ますが、個人売買の場合、トラブルも考慮しなければなりません。
その場合「オークション代行」を利用すると安心です。手続きのほとんどを任せることができ、電話や車両の確認も基本的に1回ですみます。ほとんど手間がなく高値で”売却”できる可能性があります。買取ではなく売却になりますが、特に大きな差はありません。